2025年、インフレの始まりの時期の不動産売却のやり方

相変わらずお米の価格が上昇を続けていますね。
私が初めて自分でお米を買ったのは大学生時代、2000年だったと記憶していますが、その時のお米5kgの価格は2,000円を切る金額でした。
当時貧乏学生だったので、その中でもさらに安いお米をバイト先のスーパーで買っていました。たしか1,600円~1,700円台だったような。
今やそれが4,268円・・・物価水準も2000年と2025年では変わっているものの約2.5倍。
人間が生きていくのに必要な主食であるお米、日常的に消費されるお米です、やばいですよね。
お米以外にも様々なものの物価が上昇を続けています。食料品に衣料品、また不動産に関連するものとすると建築費。
建築費は、構造の材料である木材や鋼材など、お風呂やキッチンなどの設備代、フローリングや建具などといった建材代、壁紙などの内装材、サイディングやガルバリウムなどの外装材、そしてそれらを使って建物を作ってくれる職人さんたちの人工代など、様々なものの価格上昇が重なり合って、過去に類を見ないほどの高額となっています。
物価上昇だけでなく、この春の春闘では大企業中心に賃上げが実施されていますね。
この状況を見ると今はインフレの始まりの時期かなと思います。
とは言っても、賃上げがされているのは一部の企業であって、耐力のない中小企業はまだまだ賃上げという段階ではないですし、賃上げはあっても賃上げ幅に物価上昇幅が全然追いつかないという企業も多いと思います。
不動産も例外なく値上がりが続いており、2025年3月に発表された地価公示価格でも住宅地・商業地・工業地の全3種とも4年連続平均価格が上昇しています。
静岡市も一部の地域を除いては地価公示価格は上昇している状況です。
土地も高ければ建物の建築費も高いとなっては、土地を買って注文住宅で家を建てられる人も少なくなるし、建売業者の新築住宅も高くて「建売でこの金額?」となりがちです。それに中古住宅や中古マンションの価格も高くなっているので、今までのように「家賃より安い支払いで夢のマイホーム」なんてフレーズも通用しなくなってきています。
給料はあまり上がらないのに色々なものの物価が上がって実質的に可処分所得が下がっている状況下、インフレとは好景気とニアリーイコールのワードだと思っていますが、消費マインドは落ち込んでいる家庭も多いと感じています。
そんな中で人生で最も高額で勇気のいる決断である不動産の購入に踏み切る方も減っており、不動産購入についてかなり慎重になっているように感じられます。
こんなインフレの始まりの時期に不動産を売ろうとしても、不動産屋に不動産売却を見込んで売却査定をお願いするとおそらくかなり高値の査定提案が来ると思われます。
ただ、その査定が売れる金額なのかどうかはしっかりと見極めた方がいいです!今の相場からするとこのくらいの査定額にはなるけど、たまたま条件がいい物件が売れてもそれは相場を作る一つの事例になってしまうので、相場というのは今の時期は信用しすぎない方がいいと思っています。
不動産屋が提案する売却査定は、「今、売るとしたらいくらで売れるか」というものなので、「相場からするとこのくらいのいい金額で売れますよ」というのはよっぽど条件がいい不動産に限られます。
「相場」や「査定額」というのに惑わされず、インフレの今の消費マインドを念頭に入れて「現実的に売れる金額で不動産売却に臨む」というのが、2025年の不動産売却の鍵になってくるはずです。
静岡市を中心に静岡県内で戸建てやマンション、土地、アパートや一棟マンションなどの不動産売却をお考えの方がいらっしゃれば、現実的にその不動産が売れるための様々なアドバイスやお手伝いをさせていただくことをお約束しますので、お気軽に新富不動産スタジオまでご相談くださいね!不動産売却に関することならどんなご相談も喜んで承ります!

地元静岡市を中心に、静岡県内全域で不動産の売買・賃貸仲介に加え不動産買取や不動産投資など、不動産を通じて様々な問題解決に向けたコンサルティングを行っています。
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