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デタラメな不動産売買契約・・・

Perfume聞いています。YoutubeでPerfumeのミックスリストを聴きながらブログを書いていると、時々違うミュージシャンの曲が流れてくる・・・なんでだ!?

 

こんばんは。新富不動産スタジオの川村です。

 

今日、日ごろ仲良くさせてもらっている不動産業者仲間と情報交換でコメダ珈琲へ。

お互いの物件情報や購入希望情報の交換を定期的に行うのですが、今日はそんなことより衝撃的な書類を見せてもらいました・・・

 

不動産を売却・購入する際には、重要事項説明というものを買主に対して行うという宅地建物取引業法の規定があります。

不動産売買契約書とともに、重要事項を説明するための重要事項説明書という書類がいわゆる契約書類となります。

 

重要事項説明書には、不動産の表示や法令制限、ライフライン、取引条件、融資についてなどなど、不動産購入の最終の意思決定をする前のその対象不動産についての名前の通り重要な事項が多く記載されており、宅地建物取引士が契約に前もって説明をするという義務があるのです。

 

取引の当事者にとって、不動産は非常に高額な取引となるので、重要事項の説明は非常に大事なことです。

しかし不動産業者にとっても虚偽の説明や、故意過失によって事実と違う説明をしてしまうと、場合によっては損害賠償などの責任追及をされる可能性も秘めいているため、この重要事項説明書の作成と説明は非常に神経を使う行為なのです。

 

前置きが長くなりましたが、今日あった出来事をお伝えすると、重要事項説明書に記載されていた事項が事実と誤りだらけ、説明(記載)しなければならない箇所の説明(記載)がなく空欄のまま、不動産取引の慣行を度外視した取引条件が設定されているなど、このまま取引を進めたら詐欺にある可能性もじゅうぶん考えられる内容の重要事項説明書となっていました(''Д'')

 

その書類を見せてくれた不動産業者の方もその取引当事者とは直接の知り合いではなく、共通の知人に契約が少しおかしい様子なので契約書を確認してほしいという依頼を受け確認してみたら、なんともビックリな内容の重要事項説明書となっていたということでした。

その不動産業者の方も僕にこういうケースもあるから気をつけろという注意喚起の意味合いで教えてくれたようでした。

 

不動産取引というのは、一般の方にはわからないことだらけのパンドラの箱のようなものなんです。

不動産業者の中には「無知」を利用して金のために人をだまして取引をしようという輩も混じっているのが実情。

自分も不動産業界の経験は長いですが、ここまで適当にやらかしている契約書類は初めてみました!!

 

もしかしたらその仲介業者が、何かの手違いでこのような不完全な重要事項説明書を作成した可能性も否定はできませんが、どう考えても調査もろくにせず適当にやっている様子が見て取れるものでした。

何の目的でこのような形で契約を締結させたのかの真偽のほどはわかりませんが、そのような不動産業者の名前を知ることは、今後安全な取引を行っていけるようにするためにはとても大事なことです。

 

仮に新富不動産スタジオで売却の依頼を受けた物件を、そのような業者がお客様を連れてきたら、反対に新富不動産スタジオのお客様がそのような業者が扱う物件を気に入ってしまったら・・・そもそも取引が成立できるか、はたまた詐欺にあい売主様や買主様に多大なご迷惑をおかけしてしまう可能性も多いに考えられるため。

 

やはり何事も幅広い知識と情報はとても大事だなと思った今日の出来事でした。

 

新富不動産スタジオは安心安全の不動産取引を心がけて日々業務に取り組んでいます。

今後もより取引の精度を高めていけるよう精進していきます(*^^)v